なかいこども園 園長あいさつ

2014年4月、自然豊かな「里都まち なかい」に本園は開園し、今年度10年目という節目の年を迎え、0歳児から5歳児までの101名の子ども達と、保育教諭等の職員36名でスタートしました。常に子どもを「真ん中」に「今、子どもにとって何が大事なのか」を考え、子ども達の育ちを保護者や地域の皆様と共に支援させていただきたいと考えています。
 本園では、子どもたちが主体的な遊びや生活をする中で、様々なことに興味・関心をもち、体験を通して「よく遊び、自分で考える力をもち、心も体もたくましい子を育てる」ことを教育・保育方針とし、「あいさつができる子」「元気に遊べる子」「人の話が聴ける子」「思いやりがある子」の育成を目指しています。今年度は、特に子ども達の「考えたり・表現したりする」「自分でしようとする」「伝えたり・聴こうとしたりする」力を育みたいと考えています。
また、子ども達が社会を担うようになる頃、世の中は予想を超える変化を見せていることが考えられます。そのような未来を希望あるものにしていくためにも、必要な知識や技能の基礎を身に付けられるように、一人一人の年齢や発達、興味・関心に応じて、遊びや生活の環境を用意し、その環境を通して子ども達の遊びや生活が「豊かで深い学び」へと繋がるように支援していきます。「豊かで深い学び」へ向かう基礎を育てるために、中井町園・小・中連携教育の「なかい授業づくりスタンダード」に基づき、本園では「学びの連続性プログラム」を作成し、0歳児から5歳児までの園生活で培われた学びが一続きとなるようにカリキュラムを構成しています。さらにその学びが小学校へと滑らかに接続していけるように、町内の小学校との連携に努めています。
そして、保育教諭の資質向上と教育・保育内容の充実を図るために園内研究会を開催し、今年度は「主体的・対話的で深い学びの創造  ~「あ!」から試行錯誤を重ねる姿へ~」をテーマに、保育教諭間で教育・保育を振り返り、改善・協議を重ね、講師を招いての研修会を実施し、より良い教育・保育の提供を目指していきます。
 職員一同、子ども一人一人の思いに寄り添いながら、丁寧な教育・保育を心掛けていきます。皆様のご理解とご協力をどうぞよろしくお願いします。


令和5年4月

なかいこども園長  近藤 智子

更新日:2023年04月04日 16:56:15